はじめに
1965~1971年生まれは「遊食(ゆうしょく)世代」
日本の好景気時代に青春時代を過ごし、遊び心を持って食を楽しむのが1965~1971年生まれの特徴。食のバリエーションやシーンの選択肢が増えていくことを経験した世代であり、食のエンタメ化を楽しむ傾向があるようです。
また、女性は家庭での調理を義務として行う意識が強いことから、出来合いのものや外食をうまく取り入れて省力化をする傾向もあるようです。 この世代にとっての思い出の味は「ハンバーグ」「唐揚げ」「豚汁」などが挙げられています。
1958~1964年生まれは「宴食(えんしょく)世代」
1958~1964年生まれは、社会人生活を始めた頃、バブル真っ只中だったこともあり、贅沢な食を経験した世代。高価なワインや高級食材などを味わう一方で、持ち帰り弁当など日常食の簡便化も図り、「ハレとケ(非日常と日常)」の幅を広げました。
トレンドや時代の流れを感じられた世代で、大人になって食の贅(ぜい)の極みを知りましたが、子どもの頃には合成着色料によるカラフルなお菓子など添加物の多い食品を摂取していたことも特徴です。
これらのことから、この世代の思い出の味は「フォアグラ」「キャビア」といったものから「カップヌードル」まで実に幅広いようです。