はじめに

「鶏すき焼きセット」の気になる中身とは

注文してから数日後、クール宅急便で届きました。冷え冷えの袋を開けると、中には高級感溢れる黒い箱に白い文字で「鼓道」の力強い印字。さっそく開けようとしましたが、どうやって開けるのかがわかりません。箱の表面を触っていたところ、この箱はカバーであり、横にスライドさせると、手前から開閉する箱本体が出てきました。こちらには、金箔による印字がされています。

力強い楷書で店名が書かれた黒い箱

箱を開けると、冷凍されたミールキットがあり、その手前には手書きの「お召し上がり方」がありました。「鶏すき」というものを食べたことがなかったのですが、「鍋」と考えれば、作り方はおおよそ想像がつきます。しかし、高級食材を使ったミールキットを「絶対に美味しく食べていただきたい」というお店側の思いが、この手書きの「お召し上がり方」に現れ、自ずと「丁寧に作らなくてはいけない!」という気持ちにさせられます。

これが手書きの「お召し上がり方」。全体はコピーではあるものの、筆書きでの名前書きもまたお店の思いが伝わってきます

こちらが中身。「もも肉スライス(10枚=150g)」、「ムネ肉スライス(10枚=150g)」、「すき焼きタレ(200cc)」、「すだち麹酢(20g)」、「昆布だし(600cc)」という内容です

レンジ解凍厳禁。解凍には時間をかけて

鶏肉は火が通りやすいようスライスされていますが、色が濃く、いかにも濃厚な味がしそうです。これは「鼓道」が採用している滋賀県・川中さんの「淡海地鶏」という高級銘柄鶏で、前述の「1年間に2万杯以上を売り上げた親子丼」にも使われています。

また、昆布だしの色も黄色い艶を出しており、神々しい印象さえ持つほど。昆布だけでここまで黄色くさせているのだとしたら、相当な量を使い丁寧に出汁を取っていることがわかります。

割り下の匂いも上品で、すだち麹酢も程よい柑橘感が漂いました。先入観で「大阪のグルメ」と聞くと、大勢で楽しく食べる庶民的な料理が多いイメージを持っていましたが、「鼓道」のミールキットは、細部までこだわり抜き繊細に作られていることがわかりました。

すぐにでも食べたくなりましたが、凍っています。「もう電子レンジでチンするか」と思いましたが、「レンジでの解凍はなさらないようお願いします」との記載が。お店のお勧め通り流水解凍をし、しばし待つことにしました。

鶏肉も流水解凍中。スライスされている分、鶏のほうが早く解凍できました

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