はじめに

資金の流出入もチェックする

ここまでやらないにしても、とりあえず自分で購入するアクティブファンドの候補が決まったら、もうひと手間かけて下さい。それは資金の流出入のチェックです。

追加型投資信託は日々、追加設定と解約によって資金の流出入が生じています。継続的に資金が流入し続けているファンドであれば、何も問題はないのですが、資金流出が続いていると、そのファンドは解約資金をつくるためにポートフォリオを取り崩さなければならず、それ運用成績の悪化要因になります。

ちなみに資金の流出入は、モーニングスターのサイトでチェックできます。ファンド名を入れて検索し、個別ファンドのページに行ったら「リターン」→「月次資金流出入学」という流れでタブをクリックしていけば、月次ベースの資金流出入状況のグラフが見られます。資金流出が続いていて、純資産総額が50億円程度まで減っている場合は、候補から外した方が良いでしょう。

もちろん、以上のプロセスを経てアクティブファンドを選んだとしても、必ず高い運用成績が得られるとは限りませんが、大事なことは、ファンドを選ぶに際して自分なりの考え方、基準を作ることです。私の場合は、複数月で常時、インデックスファンドの運用成績を上回っていて、かつ資金が安定的に流入しているものを選ぶのが、ベターな選び方だと思っています。

その意味では、株式の個別銘柄投資に近いのかも知れません。個別銘柄に投資する時、何も選別基準を持たずに銘柄を選ぶと、すべては運任せになってしまい、どこで損切りすれば良いのか、利食いをすれば良いのかが見えなくなります。

ここまでの努力をするのが面倒だという人は、日本株のアクティブファンドを買おうとせず、米国株式や世界株式に分散投資するインデックスファンドを買って持ち続けるのが無難です。

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