はじめに

今も大切にして変化への対応力も身に付けよう

できるだけ今の生活を切り詰めずに、より貯蓄をしたい場合は、食費や日用品の節約ではなく、通信費や保険料など固定費の見直しをしましょう。

また、iDeCo(個人型確定拠出年金)の活用もおすすめ。会社員であれば毎月2万3,000円まで掛けられ、全額所得控除を受けられますので、年間5万5,200円(所得税率10%・住民税率10%とした場合)節税でき、この分を貯蓄にまわせます(勤務先によっては加入できないこともあります)。

読めない将来に備えるためには、変化への対応力をあげることも重要です。お金が足りなくなるかも知れないとわかったときに、ご家族ですぐに行動を起こせて収支を改善できるようにしておきましょう。お身体の状況にもよりますが、スマホやパソコンでできる簡単な副業情報にアンテナを張っておくと良いのでは。アンケートに答えたり、広告を見てポイントを得たり、データを入力するなど、今すぐできることもあるかも知れません。また、ご家族で本を読んで、お金に関する正しい知識を身に付けることもおすすめです。

お子様が小学生の今の生活も大切にしながら、無理ない範囲で将来に備えられるよう、将来の進路や夢のマンションのこと、また、お金の使い道や家計の見直しのことなど、ぜひご家族で話し合い、楽しい生活を送ってくださいね。

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