はじめに

新メンバーがすぐ動き出せるようになった理由

―― 「ドキュメント文化」は、採用においてどんな効果を生んでいますか。

鈴木:施策の背景や目的、これまでのプロセスが文章にまとめられているので、後から入社してくれた人も理解しやすいんです。入社後スピーディに業務を開始することができます。

具体的には、今ある施策の背景・目的はもちろん、入社した方に生み出してほしい成果、そしてその成果を挙げるためにはどう動いてほしいかなど、細かなプロセスのリストをドキュメントや動画にまとめています。

―― 内定者は入社1ヵ月前からSlackに参加し、社内コミュニケーションに参加できると聞きました。

鈴木:業務に関する情報はドキュメントと動画でインプットすることができますが、当社はチームで動くので、チームメンバーとの人間関係を築かなければなりません。それにはメンバーが集う場所、「オフィス」に来てもらうのが一番だと考えています。

当社には物理的なオフィスがありませんので、その代替となる場所がSlackです。Slack内のコミュニケーションを見ることで、どんな人がいてどんな役割を担っているのかを知ってもらえるようにしています。

その前段階で、メンバーの「自己紹介」ドキュメントも見てもらいます。職歴や専門分野はもちろん、好きなもの、学生時代の活動、今ハマっている趣味などまで細かく書いているので、どんな人物なのかを把握した上でチームのコミュニケーションに参加できます。

入社した方にも自身の自己紹介ドキュメントも作ってもらいます。作成はすべて同じテンプレートに穴埋め方式で入力できるので、作成の負担は最小限に、等しく情報が共有できます。既存メンバーと入社した方がさっそく共通の趣味や興味を発見して、初日から話が盛り上がる…なんてシーンも見られますね。

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