はじめに

良き焼酎は良き土から生まれ、良き土は良き農村にあり

さらに酒にまつわるスポットも豊富です。やはり鹿児島県と言えば「芋焼酎が美味しい」という先入観があります。

最初に向かったのは、焼酎作りはもちろん、味噌や醤油作りに欠かせない種麹製造業者として創業100年続く「河内源一郎商店」。全国の焼酎の酒蔵の80%がこちらの種麹を採用しているそうで、創業者の河内源一郎氏は「焼酎の父」とも呼ばれているようです。

ほかに、創業110年の歴史を持ち、創業時から変わらない伝統的なかめ壺によって焼酎作りを行う「霧島町蒸留所」も有名です。看板酒の「明るい農村」を筆頭に約20種の焼酎やリキュールが製造されています。

同社の訓示は「良き焼酎は、良き土から生まれ、良き土は、明るい農村にあり」。まさにこの霧島市の風土が名焼酎を作り出していると感じました。

自然豊かで過ごしやすそうな一方で…?

霧島市の魅力を十二分に感じられるスポットを巡り、自然豊かで極めて過ごしやすいエリアであることはよくわかりました。しかし、霧島市に移住し「改めて仕事をしながら生活をする」と、困ることはないのでしょうか。

良い風土の裏側には、住んでみないと気づくことができない大変さもあるかもしれません。次回は、実際に他地域より霧島市に移住された方、そして、霧島市内の山深いエリアで営業しているコワーキングスペースを訪ねてみます。お楽しみに!

この記事の感想を教えてください。