はじめに

新NISAは使うべき? それともつみたてNISAにする?

上でもお話ししたとおり、NISAは1人1制度。2つの制度を併用することはできません。では、新NISAとつみたてNISA、どちらを使うべきなのでしょうか。いくつか、ケースを考えてみました。

新NISAがおすすめの人
・毎月3万円以上投資できる人
・まとまった金額が投資できる人
・株式投資もしたい人
・すでに一般NISAを利用していて、利益をあげている人

新NISAがおすすめなのは、投資資金に余裕のある人です。特に、今すでにまとまったお金があって、これから投資をスタートしたいという人は、一般NISAの口座を開設し、2024年に新NISAに移行するのがおすすめです。

一般NISAではつみたてNISAの3倍、年120万円まで投資できます。さらに、2024年からの新NISAでは、年122万円まで投資できます。お金を増やしたいなら、少しでも有利なところにお金を置くことが大切。2021年から一般NISA、2024年から新NISA、2029年からつみたてNISAを使うようにすれば、非課税で投資できる金額がもっとも多くなります。

具体的には、
・2021年〜2023年 一般NISA口座 120万円×3年=360万円
・2024年〜2028年 新NISA口座 122万円×3年=610万円
・2029年〜2042年 つみたてNISA口座 40万円×14年=560万円
以上合計 1,530万円

つまり、2021年からスタートすれば、最大で1530万円も非課税で投資ができる、というわけです。投資するお金があって、非課税枠を使い切れるなら、一般NISA・新NISAを活用しましょう。

また、つみたてNISAでは株が購入できないため、株式投資もしたいという場合は、一般NISA・新NISA一択となります。すでに一般NISAを利用している方も、利益がきちんと出ているならば、このまま一般NISA・新NISAを利用すればいいでしょう。

逆にこれまで一般NISAで利益を出せていない人は、思い切ってつみたてNISAに変更してはいかがでしょうか。

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