はじめに

「NISAを始められない」層がターゲット

ウェルスナビの「おまかせNISA」は、"NISAを知っているけど始められない”という層の、「NISA制度が複雑でよく理解できない」「口座申込など書類の手続きが面倒」「調べたり、口座開設するための時間が取れない」などの課題に答えるべく、ネットのみで口座を開設できるようになっているとのことです。

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おまかせNISAの口座開設には、まずウェルスナビの口座が必要になります。同社のの口座開設自体は、営業日であれば申込み日に開設することができるようです。

その上で、おまかせNISAを申し込むと、税務署の確認を経て、2〜3週間で「おまかせNISA」の口座開設に至るとのこと。既にウェルスナビの口座を持っている人は、そのまま「おまかせNISA」の申請をすれば良いようですね。

NISAは2028年まで延長

そもそもNISAは、5年間の非課税期間と時限式のものです。期間延長はあったものの2023年で現在のNISAは終了します。しかし、2020年の税制改正を受け、新型NISAとして2024年から2028年まで延長が決まりました。

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新型NISAは、合計122万円/年の投資枠がありますが、運用できる枠が2階建てになっており、1階部分にあたる「つみたてNISA」の対象商品の中から、一部の高リスク商品を除き買うことができる「20万円/年」枠と、従来のNISA同様に株やETFも購入することができる2階部分の「102万円/年」の枠に分かれます。

少し複雑な上に、2024年からの制度なのでまだ詳細が決まっていない部分があります。基本的に「おまかせNISA」も新型のNISAに対応するとのことですが、1階・2階で買える商品が異なるため、枠全体をうまく活用できるのかはこれから決まり、調整が必要になりそうです。

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