はじめに
投資妙味のある企業は?
コロナ禍で民間建設投資が抑制される中、このような公共事業の受注で大きな成長が期待される企業はどこでしょうか。
例えば、台風に伴う高潮などで湾岸エリアの水没を防ぐため、港湾の嵩上げ工事や護岸ブロック建設工事などに関連する不動テトラ(1813、東証1部)が挙げられます。また、流域全体の治水対策として、大都市に整備される予定の地下調節池建設の代表的企業であるOSJBホールディングス(5912、東証1部)なども有力でしょう。
河川・海岸エリアの土木工事の際に必要となる排水ドレインや盛り土補強資材など、独自に開発した資材で高い収益を挙げている前田工繊(7821、東証1部)も注目です。
さらに、大型の補正予算によって地方自治体への交付金が増加しているため、舗装工事の発注が増加すると期待されます。舗装工事と舗装用機能製品を展開するするニチレキ(5011、東証1部)も見逃せません。