はじめに

頭金はどれくらい?

では、頭金でどれくらい入れたら良いかについてですが、諸費用程度の頭金で良いと思われます。理由としては3点です。

(1)低金利であること
(2)手元資金が潤沢であること
(3)団信による保障としての機能を最大限活用できること

(1)低金利であること
現在の住宅ローンは、変動金利で0.4%を切る金融機関もあり、非常に低金利な状況が続いております。資産運用もされているため、ローンの借り入れ金利以上の運用が実現でき、将来の繰上げ返済に活用することが出来れば、借り入れ時の金額が大きくても効果があります。

(2)手元資金が潤沢であること
変動金利の注意点は、将来の金利上昇リスクです。当初金利が低いとはいえ、長いスパンで考えると、金利が上昇することも考えられ、利息負担が増える可能性もあります。ただ、ご相談者は手元資金が潤沢にあり、貯蓄力もあることから、もし金利上昇局面が来た場合、ある程度の金額を繰上げ返済することで、残債を減らすことが出来れば、金利上昇による利息負担上昇幅を抑えることが出来ます。教育費で必要な資金と分けて準備しておくと良いでしょう。

(3)団信による保障としての機能を最大限活用できること
住宅ローンを組むと団体信用生命保険(団信)を付帯することが原則となります。これは、借り入れした方に万が一の事があった場合に、以後の住宅ローンの支払いが無くなるという保障機能です。

もし、多くの手元資金を頭金に組み込んだ場合、万が一事故や病気で死亡した場合に、手元資金が減った状態でローンが無くなることになります。金利負担はありますが、低金利のメリットを享受しながら、保障としてうまく利用するのも効果的です。最近は、がんの保障や、生活習慣病なども含めた8大疾病の保障など、金融機関によって様々なバリエーションがでてきています。上乗せ金利が必要な金融機関もありますので、コストも考慮した上で検討しましょう。