はじめに

4つのお金を整理してわかったこと

相談者様のお金の使い方をまとめてみると、手取り年収380万円(月収25万円×12カ月、ボーナス80万円)に対し、年間貯蓄は116万円(月々より6万円×12カ月、ボーナスより20万円・つみたてNISA24万円)、年間総支出は264万円(19万円×12か月、ボーナスより使途不明金36万円)と推測できます。

一般的に一人暮らしでは手取り収入の20%を貯蓄にまわすのが理想といわれていますが、相談者様はそれを上回る30%の貯蓄ができており、現時点では収支のコントロールができていると思われます。

しかし、車のための貯蓄の上乗せや、今後つみたてNISAを40万円まで増額するには、ボーナスから補填していると思われる特別費などの支出を見直す必要があります。

また、ある調査(※)によると、20代の金融資産の内訳は、預貯金の比率が70%と高く、債券や株式といった投資商品は20%にとどまるといった結果が出ています。相談者様は預貯金70%、投資30%となっており調査結果に比べ、投資商品への配分が1割ほど多いことが分かります。

もちろん増やすお金も大切ですが、車のための貯蓄も含め、近い将来に起こるライフイベントをリストアップし、そのために「貯めるお金」はいくら必要になるのか整理していく必要性を感じます。

※金融広報中央委員会・令和2年「家計の金融行動に関する世論調査」

買える車の貯蓄はいくらになるか?

貯蓄バランスですが、預金5万円にゴールがなく、ただ何となく貯めているのであれば、次のように考えることができます。

例えば、結婚関連の資金に200万円が必要だとします。この準備を第1優先とした場合、「貯めるお金」に入っている5万円のうち3万円(※)は結婚関連費のための積立となります。(200万円-130万円〔貯蓄230万円-守るお金100万〕=70万円÷24カ月〔2年間〕=約3万円)

他に優先すべきイベントがなければ、残り2万円は車のための貯蓄に回せることになります。結婚後も仕事を続け毎月2万円ずつ貯めていくと、5年後には120万円ほどの車が買えることになります。

また、別枠で貯めるとなれば、「増やすお金」に入っているつみたてNISAを1万円に減額するか、ボーナスの支出を見直し捻出するものとします。なお、つみたてNISAの増額時期は、結婚後のライフプランに合わせて考えてみるのがいいでしょう。

いずれにしても、お車の購入後は維持費もかかります。相談者様がお金を出して買うことに彼が賛成してくれるのかが気になります。お車の持ち方について、もう少し彼と話し合ってみてはいかがでしょう。

結婚後は家計を一つにしてお二人の目標に向かってお金の準備ができるといいですね。

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