はじめに

保険は“最低限の補償”を支えるものと考えよう

家財保険に1,000万円など大量の金額をかけている人も多くいます。確かに、全てのものを現状復帰するには1,000万円を超える金額がかかることもありますが、万が一火事になって家財が全損というケースはめったにありません。

万が一に備えるのはいいことですが、本当に災害を受けたときは、生活するために最低限のものがあればいいと私は考えます。保険は、万が一の場合に生活が立ち行かなくならないようにするものです。完璧な現状復帰を前提に保険に入ることは、傘に例えるなら、絶対に濡れたくないからと毎日大きな傘を持ち歩くことに似ています。晴れの日に、万が一の雨に備えて持ち歩く傘は、小さな折りたたみ傘で十分ではないでしょうか。

ちなみに、数年先の分まで火災保険料を払っている人も、解約すると、基本的に経過年数を覗いた部分は月割で返ってくることが多数。保険の入りすぎや、保険料が高いところに入っている可能性があれば、複数社を比較して入り直すと家計の見直しになるケースがあります。

地震保険は加入前に吟味することが必要

地震保険についてですが、日本はいたるところで地震が起こるため地震保険に入っておきたい人も多いでしょう。ただし、地震保険は金額が高いので

・住んでいるところの地盤がどうか?
・住んでいる家の耐震強度は?

などを考えて慎重に選びましょう。
耐震強度や地盤がしっかりしているなら割りに合わないこともあるので、一度地盤や家の構造なども確認しましょう。

地震保険は5年更新となり、5年で入り直さないといけません。

地震保険の保障でカバーされる範囲は、一緒に加入している火災保険の保険金額の30%~50%ということになるので、全損しても火災保険の半分までしかでません。これだと同じ家の建て直しはできないので、地震が起こって全損した場合の一次避難用のお金として考えておきましょう。

例えば、火災保険が建物が全損の場合2,000万円の保険金がでるとしたら、600万円から1,000万円までしか保険金が出ないことになります。

あと家財も地震保険の補償対象にすると、金額があがります。先ほどの傘の例え同様、入りすぎの人は少し省エネ化しても良いのではないでしょうか。

地震保険は、どの損害保険会社から加入しても金額は一緒です。基本費用は国が中心になって全体で決めているためです。火災保険の費用は損害保険会社によって違いがあるので、こちらは複数を比較してもよいでしょう。