はじめに

バリュー株とグロース株、どっちがいいの?

それでは、バリュー株への投資とグロース株への投資で、これまでどちらが良かったのかを確認してみましょう。簡単な確認の仕方は、東証が発表するバリュー株指数とグロース株指数の動きを比較するものです。

グラフの青い線が金利、10年の日本国債利回りです。そして赤い線で示したのがバリュー株指数をグロース株指数で割った値(バリュー株指数÷グロース株指数)です。バリュー株がグロース株と比べて大きく上昇すれば、相対的なパフォーマンス比較となるバリュー株指数÷グロース株指数が上昇します。

グラフを見ると、2010年以降バリュー株指数÷グロース株指数の値がおおむね下落しています。これはバリュー株投資のパフォーマンスと比べると、グロース株へ投資した方が良かったことを表しています。とりわけ2019年以降のグラフの急落は大きく、グロース株投資が特に良かった場面になっています。

このバリュー株指数÷グロース株指数ですが、これまでは国債利回りとほぼ連動して動いてきました。ただ2020年にかけては、国債利回りとバリュー株指数÷グロース株指数に大きな乖離が見られます。しかし今年に入って金利が反転を見せる中で、バリュー株指数÷グロース株指数も反発を見せています。

今後、これらの間の乖離が縮小する動きが予想されます。つまりグロース株よりもバリュー株が相対的に優位となることです。