はじめに

お金が貯まるのは「共通財布型」

収入が多くても確実にお金が貯まっている家庭に多い家計管理の方法は「共通財布型」です。共通財布型の場合、夫婦の収入を全額共通のお財布に入れ、そこから固定費や生活費を支払います。貯蓄やお小遣いもすべて共通財布から割り振ります。毎月のお金の流れも貯蓄も「見える化」されているので無駄なくお金がたまりやすい傾向にあります。また、家計が一元化されているので家計管理も簡単です。

ただし、一方に家計管理を任せきりになったり、自由に使えるお金が少なかったりするので、不満を感じやすいというデメリットも。

そこで、貯蓄金額については、毎月2人で共有して「見える化」をすることをオススメします。貯蓄の状況を定期的に確認することができるのであれば、自由度を増やすために、固定費や生活費だけを共通財布にいれてお小遣いと貯蓄は各自で管理するという方法が良いでしょう。

生活のゆとりということでいえば、固定費・生活費を入金する「生活費口座」の他に「余暇・予備口座」も準備しておくと良いかもしれません。DINKS世帯の場合、旅行や趣味にお金をかける傾向にあるので、余暇費用として予備費を予算化して入金しておきましょう。そうすることで、貯蓄を取り崩さなくてすみます。

また、貯金について話しあう際に必ず押さえておきたいのは、何のために貯金をするのかという目的の確認です。貯金の経験がない人ほど、「とりあえず100万円貯めてみよう」というようにアバウトな目標を立てがちですが、目的が明確になってないと、目標達成は難しくなります。そして目的が明確になったら目的別にお金を貯めいくと効率よくお金が貯まるでしょう。

さらに、生活費の半年分から1年分の貯蓄があることが前提ですが、お金を増やすスピードを加速させるために、積極的に資産運用を取り入れたいもの。資産運用で優先的に利用したいのが「つみたてNISA」です。なぜなら、つみたてNISAは、投資上限金額40万円から得られた投資の利益が20年間非課税になる上に、ラインナップされている商品は、国が一定の基準を定めその基準をクリアした商品なので、初心者には始めやすい制度だからです。世帯年収700万円のDINKS世帯ならそれぞれが月3万円ずつ投資する余裕はあるでしょう。

月3万円を利回り5%の投資信託で20年間積み立てることができれば、約1,230万円(投資元本)になります。2人分だと、約2,460万円にもなります。無駄を省いて、資産運用に力を入れれば、十分にお金を増やすことができます。