はじめに

年収に対しての返済比率はどのくらい?

まずは、現在の年収に対して適正な物件価格かどうかについてです。ご相談者の手取り金額から逆算して、世帯年収を約1,000万円とします。一般的に、住宅関連への支出は年収に対して20%~25%程度に抑えると良いでしょう。

1,000万円×(20%~25%)÷12=16万6,666円~20万8,333円

年収に対しての返済比率から考えると、月々16~21万円の範囲が適正となります。今回検討されているマンションは、管理費等込みで考えると月々約20万円とのことですので、この範囲には入っている計算となります。固定資産税を含めて考えると、少しオーバーになりますが、まだ26歳とお若いので、今後収入が上がることを考えると、ぎりぎり許容範囲といえるでしょう。

購入後の貯蓄可能額

次に、購入した後の貯蓄可能額からみてみたいと思います。

住宅購入した後も、ローンの返済だけでなく、将来のお子さまの教育費準備や老後準備を並行して行う必要があります。今の収入と生活費をもとに、住宅購入後に可能な貯蓄を計算してみましょう。

現在、家賃が12万5,000円で年間320万円の貯蓄が出来ています。素晴らしいですね。この家賃が住宅ローンを組むと月々7万5,000円上がるとします。固定資産税や水光熱費が少し上がることを加味すると、年間120万くらいの支出アップが想定されます。そうしますと、購入後は大体年間200万くらいの貯蓄が可能という計算となります。

世帯年収からの貯蓄率としては20%となりますので、こちらも問題無い計算となります。まだお子さまが小さいので、今後生活費も上がっていくことも想定されますが、収入もある程度は増えることを加味すると、十分貯蓄が出来ると思われます。

お子さまの教育費として、中学以降大学まで私立で考えたとすると、お一人あたり1,500万円程度となりますので、年間150~200万円の貯蓄が継続出来るのであれば、問題ありません。

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