はじめに
収支のバランスを合わせる方法とは
では、収支のバランスをどうすれば合わせることができるのでしょうか?
2つの方法を提案します。
ひとつはムダな支出を見直すこと。とくに支出が多い固定費を見直すとこで簡単に節約することができます。たとえば、生命保険や、携帯電話料金の見直しです。住宅費の見直しも考えてもいいでしょう。例えば年金暮らしになっても住宅ローンが残っている場合には、退職金などを使って返済するようにしてはどうでしょうか?
もうひとつは収入を増やす方法です。たとえば、年金を増やす方法があります。「年金を増やすなんて、ムリでしょう」なんて思ってはいませんか?じつは、増やすことができるのです。
もし、65歳以降も会社で働くとすると70歳までは厚生年金に加入することができるので、その分の年金が上乗せされます。
また、年金の繰下げ受給をすると年金を増やすことができます。繰下げ受給は年8.4%の増額になります。70歳まで繰り下げると42%の増額で、75歳まで繰り下げると84%の増額になります(75歳までの繰下げ受給は2022年4月より)。
これらのことを実行することで、老後生活の収支バランスをとることができるようなります。定年を向かえる人は、老後生活の収支バランスを考えながらシミュレーションをしてみましょう。