はじめに

最長5年に期間が短縮される!

もうひとつの改定は、長期契約が最長10年から5年に短縮されることです。

これは世界的な気候変動、地球温暖化によって、大規模な自然災害が発生しています。10年先の災害リスクを予測するのが難しくなっているということです。そんな想定以上の災害が発生に対応するために契約期間の短縮になります。それは値上がりした保険料を反映しやすくさせることになります。

逆を言うと、加入者からすれば、できるだけ長期契約をしておいた方が、どんどん値上がりする火災保険料を抑えることができます。さらに長期割引が適用されて、保険料が安くなるのでお得になります。

2015年10月までは、36年という長期契約もありました。以前に35年の長期契約で加入した人は、ずっとその間、保険料は変わらないので、お得な契約となります。

早めに火災保険の検討を

大規模な自然災害が毎年のように発生していて、その保険金も高額な支払いになっています。2年連続で1兆円を超える保険料の支払いが続くと損害保険会社の収益を圧迫することになります。しかし、損害保険会社は想定以上の災害が発生しても、保険金を支払えるように「異常危険準備金」というのを準備金しています。ですので、想定外の災害には、その準備金を取り崩して対応するようになっています。

一方、契約する方でも、自然災害のリスクに対応するためには、火災保険というのは重要です。もし、火災保険を検討する人、または火災保険の更新を検討している人は、値上がりする前に契約しておいた方がお得ですし、できれば10年の長期契約をしておくとさらにお得になります。検討してみましょう。

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