はじめに

改悪が続く楽天経済圏

一方で、この1年の間でも様々なサービスがSPUの対象からはずれ、改悪をしています。例えば、楽天ゴールドカードを利用することで+2倍になるサービスがありましたが、2021年3月いっぱいでポイントアップが終了しました。また、楽天ペイというQRにコード決済サービスも、引き落としの支払い方法を楽天カードであれば100円利用につき2ポイント付与されていたものが、2021年2月より1ポイントに減っています。

楽天TVも2021年4月より+1倍でしたがSPU対象外になり、楽天でんきも加入すれば+0.5倍の対象でしたが2021年6月よりSPU対象外になりました。

楽天カードも、公共料金の支払の場合100円につき1ポイントが付与されていましたが、6月以降500円の支払いにつき1ポイント付与に減りました。

また、楽天Pashaも「トクダネ」で合計100ポイント以上獲得すると、楽天市場のお買い物でポイントが+0.5倍付与されていたが、2021年8月以降は、合計300ポイント以上獲得し、かつ「きょうのレシートキャンペーン」にて10枚以上レシートが審査通過した場合にポイント+0.5倍になるなど付与条件が厳しくなりました。

SPUとは別に、楽天は楽天銀行を中心にしたハッピープログラムという優遇プログラムがあります。こちらも、購入した投資信託の残高に応じてポイントが付与されるのですが、一部の商品が対象外になるなど改悪が行われました。詳しくは最新版「楽天証券とSBI証券」iDeCoやつみたてNISAを買うならどちらがオススメ?を見てみてください。

そして、キャンペーンも改悪が続いています。キャンペーン期間中に楽天市場に出店している複数のお店で買い回りをするとポイントがアップしていく「お買い物マラソン」もポイント獲得上限が、2021年2月より1万ポイントから7,000ポイントに減っています。買い回りで最大10店舗を回った場合倍率上限は10倍まで上がりますが、以前は合計11万円までの買い物までポイント還元対象でしたが、改悪した結果7.7万円の買い物までがポイントの還元対象に減ったことになります。

一方で、新たにSPUに加わったサービスもあります。

ビットコインなどの暗号資産を購入するこができる楽天Walletは、30,000円以上の暗号資産を購入した月に限り+0.5倍のポイントが付与されることになりました。

楽天は、サービスが始まった際はプロモーションの一環としてポイント付与の条件をつけて事業を立ち上げ、事業が軌道に乗ればポイント付与を継続するが、軌道に乗らない場合は付与条件の変更していることがわかります。変更は随時行われ、今後も新たなサービスにはポイントを付与し、効率の合わない場合は取り下げていくと考えた方が良いでしょう。

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