はじめに

好きな自治体に寄付することでお礼の品(返礼品)が受け取れるだけでなく、税金を差し引くこともできるお得なふるさと納税。すでに取り組んでいる方もいると思います。このふるさと納税の確定申告の手続きが、令和3年分(2021年分)より一部簡素化されます。

そこで今回は、ふるさと納税の概要と確定申告の簡素化について、解説します。


自己負担金2,000円でお礼の品が受け取れるふるさと納税

ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄付ができる制度です。寄付を行うと、2,000円を超える金額について、所得税や住民税から控除(差し引く)ことができます。後述する「ワンストップ特例」を利用する場合は、所得税からの控除はなく、住民税から差し引かれます。

そして、多くの自治体からは、ふるさと納税をしてくれたことへの感謝の気持ちとして、お礼の品を受け取ることができます。

肉、魚、果物、お酒、雑貨、工芸品など、返礼品の種類は多岐にわたります。豪華・お得な返礼品のニュースを目にしたことのある方も多いでしょう。普段はなかなか手が届かないような高級食材を味わう方もいれば、洗剤やティッシュペーパーといった生活必需品を受け取って家計の足しにする方もいます。

さらに、寄付金の使い道も指定できます。災害復興支援、自然保護、地場産業活性化、子供の教育などさまざまです。

つまり、ふるさと納税とは、自己負担金2,000円で返礼品を手に入れることができ、政治にも参加できる(寄付金の使い道指定もできる)、というわけです。