はじめに

つみたてNISA・iDeCoは上限金額までを目指す

すでにつみたてNISA、iDeCoを利用しているとのことですが、ここで確認したいのが、「つみたてNISAとiDeCoは上限金額まで利用しているか」です。

つみたてNISAもiDeCoも、一般の私たちが、中長期的に安定的にお金を増やす3つのポイントである「長期」「積立」「分散」投資ができるうえ、他にはない非課税のメリットが生かせる制度です。堅実にお金を増やしていくなら、まずは、これらの制度を上限金額まで利用するのがオススメです。

つみたてNISAは毎月約3万3,000円(年間40万円)、iDeCoは毎月2万円(年間24万円、企業型DCのみ導入されている場合)まで投資できます。もしこの上限金額まで投資していないということであれば、まずは上限金額まで利用することを優先してください。

つみたてNISA・iDeCoを上限金額まで投資したら、他の投資について検討しましょう。投資商品には様々なものがありますが、今回は、3つの商品をご紹介します。

つみたてNISA・iDeCoの次の投資先の候補は?【米国株】

コロナ禍で世界経済が足踏みする中、米国の株式は好調をキープ。米国には、「GAFAM(ガーファム)」と呼ばれるグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトなど、巨大テクノロジー企業が集中しており、世界経済を牽引しています。

グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトなどは、世界の時価総額ランキングで上位を占める企業。時価総額が大きい企業は、増資や巨額な資本で人材獲得や企業買収、設備投資などを大規模に行えるため、さらなる高い成長を期待することができます。米国株は、低リスクで長期的に投資がしやすい企業が多いため、初心者でもトライしやすいといえるでしょう。

また、最近話題のFIRE(経済的な自立と早期リタイア)を目指す人は、不労所得を得るために高配当株(配当金の高い銘柄)・連続増配株(配当金を毎年増やしている銘柄)を買っています。ここでも注目は米国株です。というのも、米国株のなかには、日本株よりも高配当の銘柄、連続増配を行う銘柄があるからです。なかには、60年以上増配している企業もあるほどです。こうした、配当金を毎年増やす銘柄を持っておけば、お金も堅実に増やせる可能性が高まります。

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