はじめに

ポイント4:信託報酬が安いものに注目!

投資信託には、3つの手数料がかかります。

・買うとき:販売手数料
・持っている間:信託報酬
・売るとき:信託財産留保額

つみたてNISAの場合、販売手数料はすべての商品で無料になっています。また、信託財産留保額もかからない投資信託が多くなっています。それに対して信託報酬は持っている間ずっとかかります。

投資期間は20年に及びますから、少しの差でもやがて大きな差になっていきます。ですから、できるだけ安いものを選びましょう。

つみたてNISAの商品の中にも、同じ指標に連動することを目指す商品があります。この場合、どちらを買っても運用成果そのものはそれほど変わりません。しかし、信託報酬が安い商品と高い商品では、当然信託報酬が安い商品のほうがいい商品、といえます。0.01%などとごくわずかな差であればともかく、0.1%以上差があるようならば、安いものを選んだほうがいいでしょう。

ポイント5:運用成績・純資産総額が右肩上がりの商品を選ぶ

投資信託の運用成績を表す「株価」のような存在が「基準価額」。また、投資信託の資産の合計金額を表すのが「純資産総額」です。

インデックス型・バランス型の場合、純資産総額は大きいほどいいでしょう。なるべく3年、あるなら5年、10年といった長期間の運用成果(トータルリターン)を見て、右肩上がりになっているものを選びましょう。

なお、逆に基準価額や純資産総額が下がり続けているような商品は要注意。「繰上償還」といって、投資が途中で終わってしまう恐れがあります。

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