はじめに
40歳で2000万円は十分達成可能
今後30年間の資産残高の推移は次のようになります。
上向きの棒グラフが、生活資金(貯蓄)、投資資産、マイホーム、米ドル終身保険といった資産、下向きの棒グラフが住宅ローンの負債、そして資産から負債を差し引いた結果である純資産が赤の折れ線グラフとなっています。
スタート時点、つまり現時点での純資産は2,655万円となっています。金融資産のみに着目すれば、貯金325万円、投資470万円、保険200万円ということになるかもしれませんが、ご自宅が購入価格4,600万円に対して、住宅ローン残高が2,940万円ということですので、不動産部分だけで1,660万円の純資産になっているわけです。
そして、40歳時点での純資産は4,292万円となり、金融資産残高(保険含む)は2,366万円、保険を除いたとしても金融資産残高(保険除く)2,149万円となります。40歳で2,000万円以上というのは十分現実味がある数字かと思われますので、40歳以降のライフプランもしっかりご検討いただければと思います。
世界の株式に分散投資すれば達成の可能性は高まる
ここでは投資の利回りについて4%を仮定していますので、実際の現在のポートフォリオで4%が実現できるかどうかはポイントになりますが、株式を中心にポートフォリオを組み立てられているのであれば、実現性は十分あると思います。ただし、個別株式ですとリスクも高めになりますので、世界の株式に幅広く分散して投資できる投資信託などを中心にすると、より実現性を高められるのではないかと思います。