はじめに
年間収支は一定で、毎年148万円の黒字が継続
「40才までに最低でも老後資金2,000万円」ということですが、40歳で早期リタイアをお考えなのでしょうか、それともそれ以降もお仕事は継続されるのでしょうか。ここでは、次のような前提で、将来のお金を「見える化」してみたいと思います。
●60歳まで働き、手取り収入は現在と同じ
●生活費も基本的に現在と同じだが、保険料の支払いは60歳まで
●投資資産は年率4%で運用できる
●マイホームは年率1%で減価していく(一般的に不動産は経年劣化により減価します)
●米ドル終身保険は年率1%で運用できる
まず、今後30年にわたる年間収支の推移については次のようになります。上向きの棒グラフが手取り収入、下向きの棒グラフが支出で、折れ線グラフが年間収支(=収入-支出)となっています。
大きなライフイベントを想定していませんので、年間収支は一定で、毎年148万円の黒字が継続することになります。
今回は「現金比率をもっと下げて運用をしていきたい」ということですので、この年間黒字金額については、全額運用資産にまわしていく前提で、資産残高の推移を確認してみましょう。