はじめに

支出を把握し、カットできる部分を見つける

書き出した支出状況を見て、どう感じられたでしょうか。各費目、支出額が多いと思いませんか。必要で支出が多くなっているところもありますが、そうではないところもあるはずです。そういったところを吟味してみましょう。

例えば保育料。お子さん二人が3歳未満ですから、保育料がそのまま負担となるのは仕方がない支出です。対して、通信費が3万円。これは使い方から考えて、妥当な使用量でしょうか。今は大手キャリアのプランではなくとも、大手キャリアの格安プラン、格安事業者による格安スマホなど、選択肢がたくさんあります。ご夫婦のインターネット接続量、通話量などから、適切なプランを探すと、支出額を減らせる可能性が高いでしょう。

また、食費、水道光熱費、被服費、交際費、娯楽費といった変動費も、内容を見直してさほど必要ではないものを減らすとよいでしょう。さらに、生命保険を積み立てているということですが、そのお金の貯め方も、一度検討し直したほうがよいかもしれません。

保障は保険、貯蓄は貯蓄と分けて考える

毎月8万円を超える生命保険料を支払っていますが、そのほとんどが「貯蓄目的の保険」です。まず、今の状況でご家族の保障が足りているかどうか、検討しましょう。

お子さんがいるご家庭は、ご両親どちらかに万が一のことがあり収入がなくなっても、生活して、進学するためのお金が必要です。ご家族の誰かがご病気になった場合、医療費が支払える、または仕事を休んでも生活費に不安がない状況を作っておかねばなりません。全て貯金で賄えるというのならよいですが、そうでない場合、加入する健康保険の「傷病手当金」、年金保険の「遺族年金」でどの程度の保障が得られるかを確認のうえ、不足する保障を持つようにしましょう。

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