はじめに
30代のうちに貯蓄体質が手に入る
1年間頑張ってローンを完済するメリットは、その先にあります。ローン返済が終わっても家計を緩めずに、自動積立でお金を貯める仕組みを作れば、確実に貯められるようになるからです。
世の中には保険や投資などいろんな金融商品がありますが、まだあれこれ考える段階ではありません。2022年の1年間はローン返済に集中しているため、2023年初の貯蓄残高はいまと変わらず120万円ですから、ピンチに何とか備えられる程度の金額です。その先の人生にある結婚や出産などに使うお金はここから貯めていくことになるので、必要になったときに使いやすいことを第一に考えます。給与口座のある銀行で「自動積立定期預金」を申し込み、給与が入ったら自動的に毎月一定額が定期預金に移動する仕組みづくりをしましょう。
2023年に借金ゼロスタートを目指そう
明るい未来のためにも、保険や通信費を急いで見直し、毎月8万2,000円ずつ医療ローンを返済していきましょう。ボーナス時は少なくとも10万8,000円×2回、可能であればそれ以上を繰り上げ返済していきます。今すぐ見直しを始めて、2022年も1年間このように頑張れば、2023年の初めには年間120万円ずつお金が貯まる貯蓄体質な家計が手に入ります。30代のうちに貯蓄体質に変わることで、明るい未来が見えてくることでしょう。
連載「みんなの家計相談」でお悩み募集中!読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答えます。相談はこちらから。