はじめに

2.支出を覚えられない

支出をコントロールしようにも、ひとつひとつの買い物の金額を覚え続けることはできません。コンビニで買ったお菓子の値段と、5年ぶりに買い替えたパソコン、水族館で子どもにせがまれて買ったぬいぐるみ……五月雨におこる支出は規則性もなく、記憶量をオーバーしてしまいます。

支出をコントロールできない人は、家計簿をほとんど付けていません。家計簿をつけなければ、収支の全体像を把握することは難しく、支出のコントロールができないのです。

3.家計簿が続けられない訳

「家計簿をつけよう!」と思い立っても、毎日ひとつひとつを記帳するには手間がかかります。几帳面な人ほど1回、2回の記帳漏れが気になって「私には完璧に家計簿をつけられない」と諦めてしまうことも。毎日1回以上お金を使うとすると30歳の人が100歳まで生きれば70年間×365日=25,550回も正しく家計簿に記帳しなければなりません。

マメな性格で、家計簿管理が苦にならない人でなければなかなか続かないのです。

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