はじめに

ステップ3:それぞれの時期に応じて投資先を選ぶ

使う時期を確認できたら、それに合わせた投資先を選びましょう。

1)今後5年以内に使う場合
今後5年以内であれば、投資は避けるのが賢明です。その間に相場が下がって、回復を待つ時間がないまま、現金化する必要が出てしまうリスクがあるからです。

そのため、元本保証タイプが選択肢。少し金利のいいネット銀行や地方銀行のネット支店の定期預金がよいでしょう。

12月や6月のボーナスシーズンには、ネット銀行や地方銀行のネット支店で、ボーナス金利キャンペーンがある場合も。少し金利がいいケースが多いため、そのタイミングでまとめて預けておくのもおすすめです。「貯蓄専用口座」にすれば、うっかり引き出して使ってしまうことも防げます。

使い時期が5~10年くらいなら、個人向け国債(変動10年)も選択肢です。変動金利なので、今後金利が上がった場合、預け替えることなくその恩恵にあずかれます。10年以内に中途解約をしても、受け取った利息以上にペナルティを払うことはないので、中途解約による元本割れがない仕組みです。

2)10年以上先に使う場合は
10年以上先なら、投資にまわすことを検討しましょう。ただし、今すぐ一括で投資するのは危険。もし、今後相場が10年にわたって確実に上がるのであれば、今すぐ全額投資すればいいのですが(上記の1のお金含めて)、相場の動きは誰にもわかりません。

そのため、例えば10年以上先に使う300万円があったとして、数十万円ずつなど、時期を分散させて投資信託を買っていくのが一案です。

さらに、今後10年の間には、どの国が盛り上がりを見せるかはなかなか読めませんので、先進国や新興国などの株に分散させて数本の投資信託を選ぶか、全世界の株に幅広く投資先を分散させている投資信託1本、またはバランス型といって、国内外の株や債券などに分散させている投資信託1本にするとよいでしょう。

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