はじめに
どうする「雑談」
日本能率協会(JMA)は、同僚などと交わす仕事中の雑談に関する調査を実施しました(※4)。雑談と言っても、オフィスで対面して行う雑談だけでなく、テレワーク中にウェブ会議サービスやメール、チャットなどでやり取りする雑談も調査対象です。
まず、2020年3月以前と比べ雑談する機会が変化したかどうか尋ねたところ、全体の35.6%が「減った」「やや減った」と答えました。テレワークの頻度でみると、やはりテレワークを多く行う人ほど雑談の頻度が下がっています。
出典:JMA / 2021年「ビジネスパーソン1000人調査」【雑談機会と効果】
こうした雑談は、仕事にプラスの影響をもたらすのでしょうか。雑談が業務の「生産性向上」や「創造性向上」につながる、と答えた人の割合(「そう思う」と「ややそう思う」の合計)は、以下のとおりです。
・業務の生産性向上につながる:61.6%
・業務の創造性向上につながる:60.3%
どちらも約6割の人が、雑談の効能を認めています。特に、テレワークを行っている人の多くが効果的と答えました。
出典:JMA / 2021年「ビジネスパーソン1000人調査」【雑談機会と効果】
出典:JMA / 2021年「ビジネスパーソン1000人調査」【雑談機会と効果】
※4 JMA『2021年「ビジネスパーソン1000人調査」【雑談機会と効果】』,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000016501.html