はじめに

投資信託を選ぶ際にどうしても気になる過去の運用成績。でも、騰落率が参考にならないのは、前回の記事でも説明したとおりです。でも、過去の運用成績をチェックすることは大事。ちょっと矛盾しているようですが、その真意を説明します。


運用成績は気になるけれども

前回、投資信託の運用成績を示す「騰落率」は、投資信託選びの判断材料にならないという話をしました。そもそも投資信託という金融商品は、元本も将来の運用成績も保証されていません。すべては投資先のマーケット動向次第です。

したがって、今提示されている騰落率はあくまでも過去のマーケット動向によってつくられたものであり、それが今後も続くという保証はいっさいありません。メディアなどでは時々、騰落率のランキングを掲載するケースがありますが、このランキングが上位だからといって、必ずしも優秀な投資信託であるとは限らないということを、まず理解しておいてください。

とはいえ、投資信託で資産運用を行う場合、自分でどの投資信託を買うか判断しなければなりません。以前も触れましたが、日本にはたくさんの投資信託が設定・運用されています。

なかには純資産総額の規模が非常に少なくて、真面目に運用されているのかどうかも定かではないような投資信託もたくさんありますが、それでも総本数で見れば、10月末で5,911本もの投資信託が存在しています。ここから自分の大事なお金の運用を託す投資信託を選ぶのですから、何か判断基準が必要になりますし、そのひとつとして過去の運用成績が気になるのは当然のことだと思います。

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