はじめに
新型コロナというイレギュラー要因、今年は?
とはいえ、グラフをよく見るとケーキ÷お餅と株価のグラフが完全に連動しない場面もあります。例えば、昨年の2020年は連動していません。昨年の12月は巣ごもり消費のなかで、クリスマスに自宅で贅沢なケーキを楽しむ人が増え、ケーキ支出金額はアベノミクス期待の2013年以来の高い支出額でした。しかし、お餅の支出額も同じく巣ごもり需要から、前年に比べてケーキ以上に増えたため、ケーキ÷お餅のグラフが下がりました。
一方の株価は当時、新型コロナワクチンの普及を期待した上昇が見られました。
コロナ禍の特殊要因で、ケーキ÷お餅と株価との連動性が見え難い年となったようです。
さて、そのコロナ禍からの回復、そして我が国では人々が通常の社会生活に戻りつつある今年はどうでしょうか。クリスマスケーキの予約が好調という報道も耳にします。今後のお餅の売れ行きも気になるところですが、来年の3月に向けて堅調な株価を期待したいところです。