はじめに

2022年のビットコイン相場はどうなる?

最後に2022年のビットコインの値動きについて話しましょう。今年は金融市場全体で各国における金融緩和がいつどれだけ金融引き締めへと転換するかによってビットコインの価格も影響を受けるでしょう。コロナ禍が始まった2020年から2021年にかけて、緩和マネーによってあらゆる金融資産の価格が上昇しました。その反動で株式等とともに価格が下落することは考えられます。

一方でビットコインにはそもそも株価のような理論値が存在しないため、金に並ぶヘッジ手段として選ばれる可能性もあります。そのため金融引き締めによるビットコインへのネガティブな影響は比較的小さいと予想しています。

新型コロナウイルスの影響も引き続き無視できません。最近ではオミクロン変異株の拡大によって再び景気後退への懸念が広がっています。ワクチンの普及によって人の移動が活発化し、経済活動が再開する一方で、今年も変異種が新しく出てくる恐れがあります。それが感染力の強いものであった場合にはあらゆる金融資産の売りが強まることも考えられます。

しかし、各国の経済指標や企業業績も回復傾向にあるなかで、2020年3月ほどの暴落が新型コロナウイルスをきっかけに改めて起こる可能性は低いと思われます。金融市場における不確定要素ではありながら、その影響は少しずつ和らいでいくでしょう。

これらを総合的に踏まえると2022年のビットコイン相場はコロナ禍の強い上昇ムードが続くとは言えないものの、悲観的な要素も少ないと思われます。暗号資産関連の新たな規制の動きには注意が必要ですが、大手企業や金融機関らの参入は今年もますます進むことでしょう。

また、新興国を中心に国の情勢が悪化した際には逃避資産として暗号資産が注目される動きも出てくることでしょう。その中で何か大きなニュースがあれば、市場が意識する1BTC=100,000ドルを目指す可能性もゼロではありません。逆に売りに傾いたとしても、昨年の底値付近である1BTC=30,000ドルの水準では底堅く推移すると思われます。

2022年の暗号資産市場では一体どのような出来事が起こり、それがビットコインの価格にどう反映されるのか、私も楽しみで仕方がありません。今年も時々のトレンドを踏まえつつ暗号資産についてわかりやすい説明をお届けして参りますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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