はじめに

仕事という最強の資産

自立を支える最強の武器は、仕事をする能力です。老後生活への不安であったり、足元の生活の不安も、その多くはもし仕事が持続的に維持できるのであれば、かなり解消できるものだったりします。年の初めから仕事の話かぁ、と感じるかもしれませんが、長く所得を得るために働く意欲も含めた仕事の能力は、多くの人にとって最大の資産であることも多いのです。

この、稼ぎを得る能力を人的資産などと呼ぶときに、長く働ける職場を確保し続ける能力もまた自立と関連があるのではないでしょうか。ここでの自立は、独立することを意味している訳ではなく、自分と会社との立ち位置の関係になります。この資産の価値を高く保てれば、人生通算で見た収入と支出の差として、安心を得ていくことが可能となります(図表)。

会社と自分との程よい関係を

会社と自分の間でギブアンドテイクの関係を見出すことは簡単ではないかもしれません。ですが、自分がより多くを与える立場にあれば、モチベーションを維持したり、交渉力を持ったりという形で、人的資産が高まります。「主体的に考えよ」「当事者意識を持て」みたいな暑苦しい訓示ではなく、単に、自分の資産を増やすイメージで会社に対して自立していくことは、ビジネス本とかでも案外意識されていない側面だなと思うのです。

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