はじめに

銀行口座の放置に潜む3つのリスク

ここまで読んで、「ウェブ通帳に切り替えるなら、これを期に使う銀行口座を整理しよう」と思い立った人は、行動派でお金の貯まる人でしょう。しかし、使わなくなった銀行口座があったら放置せず、解約することをおすすめします。なぜなら、銀行口座の放置には4つのリスクがあるからです。

銀行口座の放置のリスク1:口座維持手数料がかかる可能性

銀行口座によっては、放置している口座に口座維持手数料がかかる場合があります。

たとえば、三菱UFJ銀行では、2年以上未利用の普通預金口座に対して年1,320円の手数料が課せられます(2021年7月1日以降開設された口座が対象)。みずほ銀行では口座維持手数料はかかりませんが、2021年以降、毎年1月末時点で1年以上記帳取引のない口座は、自動的に「みずほe-口座」に変更され、紙の通帳が利用できなくなります。

三井住友銀行では、2年以上入出金がない残高1万円未満の口座に年1,100円の手数料が対象口座から自動的に引き落とされます(2021年4月1日以降開設された口座が対象)。

さらに、りそな銀行では、2004年から未利用口座管理手数料が導入されています。2年以上入出金がなく、通知後も取引がなく、残高が1万円未満などの条件を満たす場合、年1,320円の手数料が引かれます。

銀行口座放置のリスク2:休眠預金になる可能性

休眠預金とは、10年間取引のない銀行預金のことです。2009年1月1日以降の取引から10年以上取引がない預金は休眠預金として扱われ、お金が公益事業などに活用される可能性があります。もっとも、仮に公益事業にお金が使われたとしても、銀行で手続きをすればお金を引き出すことができます。

しかし、金融庁によると、長い間取引のない預金の引き出しにはそうでないものと比べて時間がかかる、ATMではなく銀行の窓口で手続きをする必要が想定されるとのこと。できれば避けたい事態といえるでしょう。

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