はじめに

積立投資について「どの運用商品を買ったら良いのか」 という質問は、個別相談のなかでも最も多い質問のひとつです。近年では、運用商品が充実してきているため、選ぶのに悩んでしまうことでしょう。

この記事では、自分にあった積立投資が実践できるように運用商品、主に投資信託(投信)を選ぶまでのプロセスを解説します。


運用商品は最初に選ぶべきではない

運用商品には色々な種類があり、最初はよくわからないことがほとんどではないでしょうか。「この商品が買いたい」といって積立を始めるかたも決して少なくありませんが、知り合いや著名な専門家がオススメしていたり、テレビで紹介されていた、本を読んだなどが理由と推測します。

このまま運用を始めてしまうと、自分がどのようなリスクをとっているのか、将来どのように資産が成長していくのか、理解せずに続けていく可能性が高いです。

投信選びのために決めなければいけないことには、次のような順番があります。

<積立投資の流れ>
(1)毎月の積立額
(2)資産配分
(3)制度や口座
(4)金融機関
(5)運用商品

いざ運用を始めてから方針を修正・変更するのは大変です。この順番を守れると、自分で考えて運用商品を選ぶ力がつくため、応用も利きやすくなります。

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