はじめに

今後30年間の収支や資産残高を「見える化」しましょう!

最初に次のような前提で今後のお金を「見える化」してみたいと思います。

●60歳まで働き、現在の収入、支出が今後も継続する
●車は8年に一度買い替えることにし、買い替え費用は200万円。最初は今から5年後の2027年に買い替えるものとする
●貯金600万円、投資930万円から、今後の黒字分は全額投資にまわす
●投資の運用利回りは4%

このような前提で今後30年間の収支を計算すると次のようになります。

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このグラフでは、上向きの棒グラフが収入、下向きが支出、そして赤の折れ線グラフが収支(=収入―支出)となっています。

現在は手取り収入が約304万円、支出が180万円ということで、年間124万円ほどの黒字になっています。車を買い替えるたびに200万円が必要と仮定すると、8年おきに買い替えのための支出が発生することになります。

60歳まで働くと資産はいくら貯まる?

この家計収支を前提とすると、資産の推移は次のようになります。

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棒グラフは資産を示しており、青色が預貯金などの生活資金、緑色が株式や投資信託などの投資資産(iDeCo、NISA、特定口座等)、そして赤の折れ線グラフが純資産(=資産合計)となっています。

60歳で退職される時点での投資資産は7,357万円となっており、利回りが4%ですと、この時点での年間収益は約294万円となります。税負担を考慮したとしても、現在の年間生活費180万円を上回る収益額になるはずなので、基本的にはその後も資産は増え続ける形になります。

さらに、公的年金を65歳から受給する場合、大まかには年間150万円程度かと思われますので、資産を取り崩すペースはさらにおそくなりますから、ますます資産は増えていく可能性が高くなります。

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