はじめに

バフェットが説く投資マインド

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、年次株主総会の中で、積極的に株式の購入に動いている事が報告されました。昨年までの上昇相場の中でバークシャー・ハザウェイは手元の資金を増加させており、動向が注目されていました。

購入銘柄は、米エネルギー大手オクシデンタル・ペトロリウムや石油メジャーのシェブロン、米パソコン大手ヒューレット・パッカードなどです。今年3月末までの手元資金は1060億ドルと21年末から400億ドル減少しており、1月から3月の3ヵ月間に400億ドル(約5兆円)の株式を購入した計算となります。

ここで、ウォーレン・バフェット氏が過去語られた言葉の中から投資のヒントを探っていこうと思います。

「ただ一つ言えるのは、他人が慎重さを欠いているときほど、自分たちは慎重に事を運ばなければならないということです」

相場が下落すれば、冷静さを失った状況で売買する事が私もあります。常に精神状態を保つ重要性を説かれているように思います。

今回の総会の中で、現在の相場は、投機熱が市場の不安定な動きを招いていると指摘され、また「オプション」を使った取引を促した結果、株価の方向に賭けるような売買が増えた「賭博場」と説明されています。現在の株式市場は機械的な売買が主流となり、凄まじい速さの値動きとなっています。秒単位での戦いが行われている事実は否定出来ません。

さらに、「買うのは企業、株ではない」「投資は力仕事ではない。人一倍、読み、考えなくてはいけない」とも語られています。

前途したように、現在は機械的な売買が主流です。ですが、それは短期的な値動きであり、中長期の投資をする上では、企業の分析を他者以上に行う事が収益の向上につながると考えています。


デジタル時代になり、マバタキも出来ない程の速さで取り引きされる今日ですが、根本的な部分は変わっていない事を教えられた気持ちがしました。

それと同時に株式の売買だけでなく、何事も慎重に行動をする事で様々な失敗が防げるのではないかと思いました。

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