はじめに

景気循環を味方に付けた運用をすると

日経平均を対象にして、チャート2における青矢印のタイミングで買って、赤矢印のタイミングで売ったらどうなるかについて検証してみましょう。

*買いタイミングは、表2において青枠で示した四半期の決算発表日
*売りタイミングは、グラフ2において赤丸で示したピークアウトした日
出所:日経平均プロフィル ヒストリカルデータよりマネーブレインが作成

この10年における3回の景気循環において、累計で3.8倍(=2.26×1.3×1.3)になっています。金融取引における20.315%の税金を差し引いても約3倍になる計算です。あくまでも計算上で、何ら保証があるわけではないですが、10年で3倍とすると、20年で9倍、30年で27倍、40年で81倍のペースになります。このペースであれば、多少頑張って、給与の一部を人並み以上に運用に回していくことによって、長期的には1億円の資産を築き、富裕層の仲間入りをすることも見えてくるのではないでしょうか。


資産運用していく上で避けたいことは、資産を増やそうとした結果、逆に減らしてしまうことです。根拠なくむやみに運用することは、ギャンブルと一緒で確実性に欠けます。このため、減らさないための仕組みづくりが重要で、お伝えしてきた「景気の悪いときに買い、景気の良いときに売る」という景気循環を味方に付けた運用は、再現性の高い仕組みと考えています。そして、この運用をしていくことで、富裕層の仲間入りを十分に目指せるのではと考えています。

なお、投資は元本が保証されたものではなく、さまざまなリスクがあります。正しく認識した上で、ご自身の判断と責任において行ってください。

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