はじめに

SNSはそれぞれの特性をつかんでおこう

必要としている人がどこにいるかを探るため、そして自分とのつながりをつくってもらうために、これからビジネスに参入していこうとしている人にとってSNSは必ずやらなければならないことの1つになるでしょう。

ただし、SNSといってもそれぞれ特徴があり、目的に沿って選ばなければならないのです。まず、 それぞれのSNSを使っている人たちの属性が違います。

Facebookは40歳以上の会社員や経営者、なんらかのビジネスをされている方が多いSNSです。たとえば20代向けのアパレルの販売にFacebookを利用するのは、難易度が高いはずです。

Instagramは10代後半から20代、30代前半が中心となっています。ですから、この層に対するサービスや商品を提供することを考えているなら、すばらしいツールです。ただし、高額なものは手に取られにくいという印象があります。

10代にもっとも使われているのはTikTokです。ただし、ここを対象にお金に変えることは難しいでしょうから、自分のサービスや今後の展望に沿って、効果性を考えなければならないでしょう。

利用する層を検討するのと同時に知らなければならないのは、SNSごとの特性です。

拡散されるものと、固定化されたコミュニティをつくるのに適したものがあります。

Facebookはグループの機能が充実しており、コミュニティをつくるのには適しています。しかしコミュニティは拡散する機能が弱いです。広く情報配信をしていく必要があるなら、Facebookよりも、TwitterやInstagramがいいでしょう。

つまり、学びをお金に変えるためには、やみくもにSNSを利用するのではなく、目的別にSNSを使いこなしていく必要があるのです。

私の場合、3年ほどかけてFacebook中心に育ててきました。

そしてClubhouseが日本に入ってきた際に、音声SNSに力を入れていきました。

なぜなら私自身が講演家なので、話すほうが得意だからです。結果的に自分に合ったSNSを伸ばすことで、成果につなげることができています。

広告費を大量にかけられる大手企業であれば、わざわざSNSを活用する必要はありません。逆に、 個人が広告費をかけずにできるSNSは、弱者に与えられた最強の広告ツールなのです。

いままで情報発信に触れていなくて、苦手意識がある方も、少しずつでもいいのではじめてみることをおすすめします。

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