はじめに
「介護離職」で、年金の受給額が少ない!
さて、ここからまた大きな問題に直面します。
年金の受給額の少なさです。65歳からの年金は月額12万円くらいです。生活保護の条件が最低生活費である13万以下、同等くらいの金額のため、生活するのにかなり厳しくなります。さらに貯蓄がほとんど無い状態です。
現実の老後生活に直面すると、さすがに暗い気持ちになります。
53歳で介護離職したので、厚生年金の加入期間が短くなってしまったのです。年金の受給額も少なくなりました。一般的な会社員の場合は、60歳定年でさらに65歳までは再雇用で働きます。厚生年金加入期間は12年間の差が付いていることになります。
「介護離職」を避けるための制度・サービスとは
繰り返しになりますが、介護期間は予想ができません。思った以上に長くなり、費用がかかることがあります。そのため介護離職をしてしまうと、親子共倒れになることもあります。また介護が終わって自分が老後生活になった時に、老後資金が足りなくなったり、年金の受給額が少なくなることもあります。
できれば、介護離職は、避けたいものです。とはいえ、親の介護は待ってたくれません。どうすればいいか? じつは介護離職を避けるための方法としていくつかの制度やサービスがあるので、活用することをおすすめします。