はじめに

生命保険も必要な保障に見直しを

お子さんが独立する日が近づいているのなら、生命保険も現状に合わせた保障に見直してみましょう。もしかしたら、支出を下げられる可能性があるかもしれません。死亡保障などが多すぎないか、生きていく保障となる医療保障が不足していないか、多すぎないか、見直してみましょう。

できれば、中立の立場でアドバイスしてくれる独立系のファイナンシャルプランナーなどにご相談されるとよいと思います。

自営業の方が加入する国民健康保険、国民年金保険の公的な保障だけでは、万が一の場合足りないこともあります。

まず、国民健康保険は会社員の健康保険とは異なり、傷病手当金等がありません。労災保険にも加入できないので、公的保険では、休業した場合に保障してくれるものがありません。

死亡時の保障も、会社員の健康保険や厚生年金より薄くなります。国民年金は基礎年金となるものですから、死亡したり重度障害を負ったときに受けられる保障は、遺族基礎年金、障害基礎年金しかありません。遺族基礎年金は基本的に、18歳以下の子どもがいる場合にしか受けられないため、相談者ご夫婦は対象外となります。

このようなことを踏まえ、自分たちにとって必要な民間の保障を検討されるとよいでしょう。

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