はじめに
目指す貯蓄額に迷ったら、「中央値を超えること」を目指してみても
さて、自分の年代と年収のケースを見て、いかがでしたでしょうか。
「どれくらい貯蓄をしたらよいですか?」と聞かれることもありますが、どんな人生を送りたいか、どんなときにお金を使いたいか、日々の生活で譲れない支出はどれだけあるか、といったさまざまな要因によって必要な貯蓄額は異なります。
ですが、目指す金額がわかりにくい場合は、あくまでも参考値としてですが、「中央値」を超えることを目指してみるのもよいでしょう。
もちろん、貯蓄ばかりに目がいって、今を楽しめなかったり、スキルアップにお金をまったく使わなかったりしていては、今後の収入の伸びにも影響があるでしょうし、何よりせっかくの人生が楽しくありません。
人生を俯瞰してみて、「自分は、この時期はお金の使い時かな、貯め時かな」と考えてみることをおすすめします。ぜひ、無理のない貯蓄計画、そして収入の計画を立ててみてください。
※当記事の「貯蓄」は、「金融資産」全体のことで、来月のカード引き落とし代など、日常的に使うために一時的に貯めているお金ではなく、将来のために備えている貯蓄や運用のためのお金のことをさします。