はじめに
一度、すべての支出を見直しすることから始めましょう
毎月、赤字が続いているとのこと。心配ですよね。まず、確認して欲しいのがすべての支出項目で無駄がないか、見直しすることです。お預かりしている内訳の合計額は47.5万円ですので、このデータだけでも毎月5,000円がマイナスになっています。
一見すると無駄がないように見えるのですが、そのなかでも気になった部分にフォーカスしていきます。
食費は危険ゾーン?!
一番、見直ししやすいのが食費です。現在の支出額は7万円です。まだ、子どもは小さく、夫は単身赴任中のことを考えると、実質、大人1人と子ども2人で毎月の食費7万円は多いです。相談者様としては、「夫の唯一の楽しみが自宅でお酒を飲むこと」としていますが、単身赴任中であることを考えると、自宅に戻る日数は限られているはずです。必然とお酒にかかるお金も少なくなっていますよね。お酒を含めずに、4~5万円くらいまでに抑える努力をされてみてはいかがでしょうか。
さらに、カード払いの食費3万円も気になります。外食なのか、食材の購入費なのかは分かりませんが、通常の食費7万円と合わせると10万円が食費にかかっています。実に家計の22%強を食費が占めているのは多すぎます。
相談者様も働いていらっしゃいますので忙しいとは思いますが、まとめ購入や底値買いを試してみてください。また、面倒に思うかもしれませんが、あらかじめ1週間分の食事を考えておき、それにあわせて食材を購入し、食材を使い切るようにしてみましょう。慣れてくるとゲーム感覚でできるので、楽しくなりますよ。まずは、現金払いとカード払いで合わせて7万円を目指してみましょう。
外食をしたいなら、毎月1万円程度を予算に組み入れてください。その場合でも支出は8万円になります。そうすればお酒も購入できると思いますし、家族で外食もできますよね?
通信費も見直しの余地あり
次に、通信費の2万6,000円です。所有している内容から照らし合わせても、高いわけではありません。ただ、見直しという観点からは、支出を抑えられる項目となってきます。たとえば今、契約しているスマホを格安スマホに変更すれば、1台あたり3,000円以内に抑えることができます。3台すべては無理でも、1~2台だけでも変更すれば支出は抑えられます。上手くいけば、通信費だけで5,000円~1万円の支出が抑えられますよ。
単純に食費と通信費のみで、少なくとも2万5,000円の支出が抑えられる可能性がありました。