はじめに

日本は、国民皆年金制度なので、原則全員が国民年金に加入しています。

そのうち、1,449万人が国民年金の第1号被保険者で、全体の約21%です(「厚生年金保険・国民年金事業の概況」令和2年度より)。

第1号被保険者は、自営業・フリーランスのひとたちです。
第2号被保険者は、会社員・公務員のひとで、厚生年金に加入しています(4,513万人、全体の67%)。
第3号被保険者は、専業主婦(夫)のひとです(793万人、全体の12%)。

第1号被保険者の国民年金に加入している人は、月額1万6,590円の保険料を支払っています。この保険料を安くしたいと思いませんか?

今回は、国民年金の保険料が得になる話をしてみます。


早く払うと保険料が安くなる!

国民年金の保険料を口座振替で、1ヵ月早めに払うと年間600円安くなります。

これは、「早割」という制度です。

通常は翌月末の引き落としになるため、4月分の保険料は5月末に引き落としになります。5月分は6月末、6月分は7月末、のように引き落とされます。

早割を使うと、最初の4・5月分の2ヵ月が5月末に引き落としになります。以降は当月末引き落としになり、6月分は6月末、7月分は7月末になります。

早割は1ヵ月に50円の割引があるので、最初だけ2ヵ月分を支払うだけで、年間600円安くなるのです。年平均だと0.3%の割引です。ただし、この割引は、現金払いには適用されません。口座払いのみです。

2年分を前納すると1万4,540円の割引がある!

口座振替だけでなく、現金払いの割引もあります。そのパターンは、6ヵ月前納・1年前納。2年前納の3つ。

6ヵ月分を現金払いで前納:810円の割引(6ヵ月分の保険料額9万9,540円が9万8,730円に)。
1年度分を現金払いで前納:3,530円の割引(1年度分の保険料額19万9,080円が19万5,550円に)
2年度分(令和4年4月分から令和6年3月分)を現金払いで前納:1万4,540円の割引(2年度分の保険料額39万7,320円が38万2,780円に)

年平均で約1.8%の割引になります。上記のように早めに納付すればするほど、割引率も上がっていきます。2年前納を希望する場合には、年金事務所に申込みが必要です。

口座振替の前納は1万5,790円の割引になる

現金払いではなく、口座振替にするともっと割引率が高くなります。現金払いと同じく、6ヵ月前納・1年前納。2年前納があります(前述の早割も)。

6ヵ月分を口座振替で前納:1,130円の割引(6ヵ月分の保険料額9万9,540円が9万8,410円に)
1年度分を口座振替で前納:4,170円の割引(1年度分の保険料額19万9,080円が19万4,910円に)
2年度分(令和4年4月分から令和6年3月分)を口座振替で前納:1万5,790円の割引(2年度分の保険料額39万7,320円が38万1,530円に)

口座振替の前納は、もっとも割引率が高いです。口座振替を申し込む場合には、預貯金口座を持っている金融機関または、年金事務所に申込みの手続きが必要です。

なお、口座振替で4月末日に振替される2年前納(4月~翌々年3月分)、1年前納(4月~翌年3月分)、6ヵ月前納(4月~9月分)のお申し込みの締切日は、2月末日です。また、口座振替での10月末日に振替される6ヵ月前納(10月~翌年3月分)のお申し込みの締切日は、8月末日です。

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