はじめに
資産分散であらゆる経済変化に備える
突然ですが、あなたは自分の資産を何で持っていますか?
「ほとんど預貯金です」という方は要注意。今起こっている経済の変化に対して、資産価値を維持することができなくなるかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか? それを解決してくれるのが「資産分散」です。
資産分散とは、異なる資産に分けて持つことをいいます。例えば、100万円を国内債券、国内株式、外国債券、外国株式に25万円ずつ分けて保有するというイメージです。
資産分散には主に2つの効果があります。
資産全体のリスクを小さくする
資産分散の1つ目の効果は、運用における資産全体のリスクを小さくしてくれるという点です。
株式や債券、国内外のものとでは、それぞれ価格の動き方は異なります。そして、片方が上昇し片方が下落する、ということが頻繁に起こります。資産分散では、異なる資産を組み合わせて持つことにより、お互いのブレが相殺され、資産全体のブレを小さくすることができます。
資産運用のリスクとは、ブレ幅のこと。つまり資産分散は、資産全体のリスクを小さくしてくれる効果があるのです。