はじめに
ここ数ヵ月、日用品や食料品など、さまざまなものの物価が上がってきています。そうなると気になるのが、毎月の家計。収入は変わらないのに物価が上がってしまっては、家計の見直しをしなければならなくなります。
しかし、いざ家計改善をしようとしたときに、どこから手をつけていいのかわからないということも。そこで具体的な家計改善方法とそのコツについて、ファイナンシャルプランナーの新井智美氏にお話を伺いました。
新井智美/トータルマネーコンサルタント
(保有資格)
・ファイナンシャルプランナー(CFP®)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員
コンサルタントとしての個人向け相談や、資産運用などにまつわるセミナー講師のほか、
大手金融メディアへの執筆および監修に携わっている。現在年間300本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績 は2,000本を超える。
ニフティポイントクラブでポイ活をしてみた
固定費の中でも、通信費の削減は季節に関係なくやりやすく、また家計改善に効果的なことがわかりました。そんな家計改善の一役買うサービスとして紹介したいのが、貯めたポイントで固定費を削減できる「ニフティポイントクラブ」です。
「ニフティポイントクラブ」は、インターネットサービスプロバイダのニフティ株式会社が運営するポイントサイトです。会員登録をして、ニフティポイントクラブのWebサイト経由で、ECサイトなどでお買い物をするだけで、簡単にポイントがもらえます。
どれくらい簡単なのか、さっそく使ってみました。
1.ニフティポイントクラブのサイトにログイン
無料の会員登録を済ませたら、ニフティポイントクラブのサイトにログインしましょう。サイト経由で買い物をしたり、広告を見たりすることでポイントを貯めることができます。
2.買い物サイトを選ぶ
サイト右側に、提携ECサイト一覧があるので、そこから買い物をしたいサイトを選びます。楽天市場、Yahoo! ショッピング、ノジマオンライン、じゃらん、コミックシーモア、マツモトキヨシ、楽天ふるさと納税など、定番のECサイトが選べます。
3.ポイントをゲットする
次に表示されるページで「ポイントゲット」のアイコンをクリックすると、ECサイトのページにアクセスします。ここで買い物をすると、ポイントをゲットすることができます。
いつもの買い物をする際に、ニフティポイントクラブを経由するだけでポイントが貯まっていくので、とてもお手軽。定番のスーパーのほか、ファッションやギフト、旅行にエンタメなど、日々使うお店がラインナップされています。普段のお買い物はもちろんのこと、年末年始の旅行、そしてふるさと納税などで出費が増える季節、あっという間にポイントが貯まっていくことでしょう。
ポイントの使い道は?
ニフティポイントクラブ経由の買い物で貯まったニフティポイントは、どのように活用できるのでしょうか。大きく分けると3種類になります。
1.提携サービスのポイントに交換
貯まったニフティポイントを、他の提携サービスのポイントに交換することができます。nanacoやdポイント、楽天Edyなどの電子マネーのポイントに交換することも可能なので、普段使っているサービスのポイントに交換すれば、家計の助けになることでしょう。
ポイント還元率はほとんどの提携サービスが1ポイント=1円です。500ポイント以上からの交換となっていますが、キャンペーンなどで還元率がアップすることもあるのでチェックしておきましょう。
2.現金と交換
みずほ銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行など、提携銀行に口座があればポイントを現金に交換することができます。現金への交換は、使い道が広くなるのでいいですよね。還元率は1ポイント=1円で、500ポイントから交換可能です。
3.@nifty使用権と交換
一番オススメなのが、@nifty使用権への交換です。
@nifty使用権とは、インターネット接続サービス「@nifty」の請求金額にポイントを充当できるものです。自宅のインターネット回線が「@nifty」の場合、ニフティポイントを月々の回線使用料に充てられるため、通信費の削減につながります。では、なぜこれがオススメなのか?
ニフティポイントを@nify使用権に交換すると、ポイントが1.5倍に換算されるのです。例えば、2,000ポイントを交換すると、3,000円分の@nifty使用権になるわけです。