はじめに

趣味や好きなものに使うお小遣いはしっかり確保

また飯村さんは、食費だけでなく、お小遣いも減らしてはいけないと言います。

「貯金の際に、食費と共に、絶対に減らしてはいけないとお伝えしているのが『お小遣い』です。このストレス社会ではビジネスマンにとってランチや煙草、コーヒーは楽しみでもあり、欠かせないでしょう。貯金のためとはいえ、急にやめろといわれてもむずかしいものです。節約は『できるところからやる』『楽なところからやる』のが鉄則です」

実際、飯村さんは旦那さんのお小遣いを減らさず、好きなビールも欠かさず用意し、旦那さんのモチベーションを下げないようにうまくやりくりしているそうです。

「お小遣いを減らさないためには定額制にするのがおすすめです。月いくらまでと決めて、月内に全部使わなかったら次月に回すといったようにゲーム感覚ではじめると楽しいですよ。お金が貯まってくれば、何が一番自分にとって大切なのかが見えてきます。それまでは、煙草もビールもやめなくていいのです」

ポイントは、ラクに、楽しくお金を貯めること。これが節約生活を長続きさせ、大きな貯金を成すためのコツといえそうです。どうしても貯まらないという人は、一度、食費やお小遣いは減らさないのを試してみてはいかがでしょうか。

『ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法』飯村久美 著


お金を貯めるのに必要なのは、少しのテクニックと、頭と心に働きかけること。一度、頭の中にお金を貯める「仕組みや回路」ができてしまえば、無理なくお金を貯めることができます。 お金との向き合い方を知れば、これまでの節約への見方がガラッと変わります。簡単な節約から始めてみましょう!

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