はじめに

利益ゼロでも消費税還付で10%は利益が出る

「消費税還付」とは、支払った消費税が受け取った消費税よりも多くなったときに、還付金を受け取れる仕組みのことを言います。まず、消費税の仕組みから確認しておきましょう。2021年10月現在、日本の消費税は10%です。商品を販売するときと仕入れるときの両方で、消費税がかかります。よって、この2つの消費税の調整を行う必要があります。これが消費税還付です。消費税還付は、次の式で表すことができます。

受け取った消費税 ― 支払った消費税 = 納める消費税

この式から、消費税還付の金額を計算できます。

米Amazon輸出ビジネスの場合、日本で仕入れるため、日本の消費税を支払って商品を仕入れます。そして、アメリカで商品を販売することになります。この場合、もちろんアメリカ人からは日本の消費税を受け取りません。

納める消費税を計算するために、先ほどの式に当てはめます。アメリカでの消費税はゼロなので、「0」を入力します。

0 ― 支払った消費税 = 消費税還付額

仕入れる際に日本でかかった消費税の総額が100万円だとしたら、100万円が還付されます。当然もっと売上が増えたら、消費税だけで1000万円以上戻ってくることもあります。消費税還付は、必要以上に消費税を支払った分が手元に戻ってくるという仕組みです。

この還付金は、商品をアメリカに輸出した時点で受け取れてしまいます。つまり、アメリカで商品が売れる前に還付されるのです。(※厳密には受け取れる訳ではなく、還付金が確定するというものです。還付金自体を受け取るには税務署に申告が必要です)

このように、始めから利益率10%を確保できることは、米Amazon輸出ビジネスが他のビジネスよりも有利な点です。

それに加えて、高品質なメイドインジャパン製品を販売します。そのため、品質が悪いためにまったく売れないということはあり得ません。さらに私の手法では、米Amazonで実際に売れている日本製品だけを仕入れるので、まったく売れずに在庫として残る心配は不要なのです。さらに、利益ゼロで販売しても、消費税還付で10%の利益は出るのです。

一方、残念ながら、輸入ビジネスではこの消費税還付がまったく受けられません。それどころか、消費税を納税する必要があります。この点だけでも、輸出ビジネスが輸入ビジネスよりも有利だと言えるでしょう。

この消費税還付の仕組みのおかげで、当社の米Amazon輸出スクールの生徒さんたちは、平均で25%の利益を上げています。商品販売による15%の利益に加えて、消費税還付の10%が得られるからです。あらゆる物販のなかでもかなり高い水準である25%という利益率をキープしています。また、利益率は継続するモチベーションにも大きく関わってきます。その意味でも、きちんと利益を得ることはとても大切です。

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