はじめに

(7)インフレ対策になる

今、世界の先進国の間でインフレが進んでいます。

インフレリスクとは物価が上昇することで貨幣の価値が相対的に下がることを言います。日本が実際に将来どうなるかはわかりませんし、専門家の間でも意見がわかれるところだと思いますが、20年後には現在の2倍の物価になると言う人もいます。もしその通りであれば、今1000万円の貯金をしていたとしても、20年後には(現在でいうところの)500万円の価値しかないということになります。

不動産投資はそんなインフレへのリスクヘッジにもなります。先程家賃収入は大きく変動することはないと書きましたが、20年、30年という長いスパンでみれば少しずつ相場は変動します。いきなり半分になることはなくとも、インフレすればそれに追随する形で多少は上がっていくのです。今貯金をしておくよりも、そのお金を使って「将来、そのときの相場で収入を産んでくれる仕組み」を手に入れておく方がインフレ対策になるのです。

(8)副業禁止の会社でもできる可能性がある

いまだに多くの日本企業は「副業禁止」を掲げています。それをもって自分に不動産投資ができるか、と心配するサラリーマンの方も多いと思いますが、私の知る限り多くの場合は問題ありません。後ほど紹介しますが、公務員の人であっても「何も後ろめたいことなく」不動産投資をしている例もあります。

そもそも会社における副業禁止というのは、それをすることで会社の仕事に支障が出たり、重大な機密が流出するのを避けたりといったことが目的です。

実際副業規定の社則をよく読んでみると「会社の許可なく他の事業体に属して収入を得ることを禁じる」と書いてあったりします。つまり「勝手に他の会社で働かないでね」と書いてあるわけです。当然ながら不動産投資はこれには当たりません。もちろん社則の書き方はそれぞれですが、本質的に「副業禁止」の目的には合致しないものですから、大丈夫なケースの方が多いのです。

(9)融資を受けやすい

詳しくはこのあと解説しますが、不動産投資というのは自分の貯金を使って不動産を購入するわけではありません。もちろん自己資産を使うケースもありますが、キムラ式不動産においては基本的に銀行融資を受けその資金を使って不動産を購入することを考えます。

その際、当然ですがあなたが融資を受けることができるのか、銀行側から審査されることになります。そのときサラリーマンというのは安定した収入があるということで非常に融資を受けやすいのです。

場合によっては、あなたより年収が高い個人事業主や経営者よりも、大きな額の融資を受けられる可能性があります。

これを私はよく サラリーマンのご褒美である、 と言っています。基本的にサラリーマンになる人というのは、これまで学校にまじめに通って受験戦争、就職戦争を勝ち抜いて、という人生を送ってきた人達だと思います。特に大企業と呼ばれる会社に勤めている人は、学生時代の勉強も含めこれまで「頑張って」きた人たちです。

ではその人たちがその頑張りに比例するお金を受け取れているか、というと必ずしもそういうわけではありません。 なぜなら日本の教育はお金の稼ぎ方を教えてくれないからです。だからお金の稼ぎ方を学んだ投資家や経営者の方が、学校の勉強を頑張ったサラリーマンよりも収入の面では有利になる、ということが往々にしてある わけです。

けれどそんなサラリーマンが受け取れる、頑張りに応じた成果が「融資を受けやすいステータス」であり、それを収入に変換してくれる装置が不動産投資なのです。

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