はじめに
保険で積立貯蓄した場合のメリット
毎月の貯金代わりに、保険で積立を行った場合、どのようなメリットがあるか見ていきましょう。
・解約返戻金が確定している
保険を解約したときの金額が契約時に確定されている点です。そのためどの時点で、いくら受け取ることができるか明確なので、安心できます。
ただし外貨建ての保険の場合、外貨ベースでは確定していますが、為替により変動します。変額保険も運用結果次第で元本割れを起こす場合があります。
・「投資」の超初心者が始めやすい
変額保険は、投資信託で運用する商品であることを上記で説明しました。初めて投資信託を始めようと思っても、投資信託も商品がたくさんあり、なかなか選ぶことができない、中身がよく分からないため、迷ってしまうことがあります。しかし変額保険であれば、基本的に商品はお任せでき、悩むことなく「投資」を始めることができます。
・保障がある
終身保険のうち、三大疾病保障のある保険に加入した場合は、がんなどの大きな病気になっても保障が下りるため、その分を将来の資金に充てるという考え方もあります。
さらに三大疾病に罹った場合に保険料が免除される特約が付帯された保障であれば、その時点で保険料を支払うことなく、積立が継続されることと同様に扱われるため、収入が減少したとしても、将来の資金準備を継続できます。
・受け取り時に控除が適用される場合がある
保険を解約する際に、一括受け取りを選択すると「一時所得」となり、所得税の控除を受けることができます。
解約した時に受け取る金額 - 支払ってきた保険料 - 特別控除額(最高50万円) = 一時所得の金額
つまり増えた分が50万円を超えなければ、課税されないということです。