はじめに

企業型DCの投資先選びの注意点(4):信託報酬が高い商品を買わない

信託報酬とは、投資信託を持っている間にかかる手数料です。信託報酬の率は商品によって異なりますが、ちょっとでも低いものを選ぶのがおすすめです。

たとえば、信託報酬が年0.2%のファンドAと、年1.0%のファンドBに毎月1万円の積立投資をしたとします(税金や信託報酬以外の手数料は考慮しません)。仮に、運用によって年3%ずつ増やせた場合、40年後の資産総額には約150万円もの差がでます。

リスク・リターンをわきまえて投資先を選ぶ

投資信託を買う選ぶときには、自分のリスク許容度を知ることが大切です。リスク許容度とは、投資の損失にどの程度まで耐えられるかという度合いです。

リスク許容度の違い

リスク許容度は、一般的には年齢・運用期間・収入・資産・投資歴・扶養家族の有無などによって異なります。また、客観的にみてリスク許容度が高いとしても「リスクはそんなに取りたくない」と慎重であれば、リスク許容度は低いといえます。

リスク・リターンは投資先によっても異なります。

投資信託の場合、債券より不動産、不動産より株式に投資している投資信託のほうがリスク・リターンは高くなります。また、投資先の国でも、国内より先進国、先進国よりも新興国に投資している投資信託のほうがリスク・リターンは高くなります。

つまり、自分のリスク許容度を知り、リスク許容度に合わせた投資先を選ぶことが大切なのです。

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